マンゴーの種は果実のほぼ真ん中にあり、平たい楕円形をしています。厚さはおおむね 1cmほどなので（左図参照）、切るときは、種の平らな面と平行になるように包丁を入れ ます。最初は少しコツがいりますが、張りのある面を下にして種のある部分の見当をつ けてゆっくりと包丁を入れ、種の感触をさぐりながら切り進めると上手に切れます。

残念ながら、マンゴーは他のフルーツに比べてまだまだ一般的な果物ではありません。。。取り扱いや保存に関しても「よくわからない」 というのが正直なところではないでしょうか。マンゴーは表皮や果実がとても柔らかいので、丁寧な取り扱いが必要です。強くつかん だり、固いものにぶつけてしまうと、果実の組織が壊れて傷みが早まります。果実を切る際も十分に注意して下さい。
保存は常温で問題ありませんが、甘い香りが強く出ている場合には新聞紙にくるんで冷蔵庫の野菜室で保存するのがおすすめです。ただ、冷えすぎていると風味が弱くなるので、召し上がる際は少し前に冷蔵庫から出してください。 さいころ型にカットした後、保存容器に入れて凍らせると長期保存が可能です。

当農園で栽培しているマンゴーは「アップルマンゴー」として知られるアーウィン種のマンゴーです。 完熟すると果皮がリンゴのように真っ赤になるのが特徴で、その芳醇で濃厚な甘みは「果物の王様」と 称されることもあるようです。完熟したマンゴーの糖度は15度から18度程度とメロンやぶどうと同等 に高いのですが、適度な酸味があるため、他の熱帯果樹に比べて、単に甘いだけではない、上品な味わ いを醸します。とくにミネラルたっぷりの地下水で育った宮古島産の『完熟マンゴー』は、甘みと酸味 のバランスがよく、知名度はまだまだ低いですが、その希少性からブランドフルーツになっています。 また、マンゴーはとても栄養価の高い食物でもあります。美容と健康によい栄養源として、加工食品や サプリメント(栄養補助食品)の原料としても人気も高まっています。

マンゴーは栄養豊富なフルーツですが、なかでもβカロテンが、カボチャ並みに多いのが特徴です。 βカロテンは、細胞の老化を抑える抗酸化作用があるので肌を美しく保つことができ、がん予防に も効果が期待できます。また、造血作用のある「葉酸」も多く含まれているので、貧血予防や母乳 の出をよくする効果もあり妊婦さんや産後のお母さんへのプレゼントとしても人気です。 腸の働き を整える食物繊維も多く、便秘改善にも効果が期待できます。ナトリウムの排出を促進するカリウ ムも比較的多いので、高血圧や動脈硬化、脳梗塞や心筋梗塞予防にも作用するとされています。

身体全般の老化を防止する強い抗酸化作用

βカロテン→ビタミンAがシミの原因を防止!?

新陳代謝や細胞分裂のキーとなる補酵素

バランスいい摂取が効果的です！